高精度なディスペンシング技術は医薬品、化粧品をはじめ、バイオ・分析業界など液体を扱うすべての分野で生かされています。MUSASHIは、各種製造・研究分野で必要となる自動分注装置の製作を承っております。 手作業で行っている作業を自動化することにより、コストや手間の削減・過誤防止・作業精度の向上に役立ちます。
分析前処理とは、サンプルを分析する前に適切な状態に調製・準備する一連の操作です。 このプロセスでは、測定の精度や再現性を確保し、機器や手法の特性に合わせてサンプルを最適化することが非常に重要です。 デットボリュームを抑えつつ、小領域(µL~mL)のプロトコールに対応します。
サンプルを適切な方法で分取し、目的の分析対象を保存します。有機合成装置から合成物を分取するサンプリンク工程を半自動化します。コンパクト・シンプル設計により、各種装置への組み込みが可能です。
サンプルを一定量ずつ分ける作業。精度の高い分注は分析結果の再現性を左右します。
当社製品は、液体・粉体試料に対応し、チップの装着から分注まで完全自動化。ピペット毎にそれぞれ個別に分注量の設定が可能です。マイクロチューブやプレート、バイアル瓶など様々な容器に対応します。
複数種類のサンプルを適切な濃度に調整します。
希釈量および希釈倍率を簡単に設定可能です。撹拌機能により、混合動作が可能です。分析装置のラックをそのまま搭載できるため分析までの流れがスムーズに。
メスフラスコの標線をカメラで認識し、標線に対してメニスカスの位置を自動で正確にあわせ、作業者による位置のばらつきを軽減します。
製品 | 有機合成抽出システム![]() |
ピッチ可変 4連 PIPET MASTER ![]() |
分注・希釈システム![]() |
調合システム![]() |
メスアップシステム![]() |
分注/ 充填量 |
〜50mL | 0.5μL〜1mL | 検体:〜10mL 希釈液:〜50mL |
ピペットヘッド:0.5〜20mL シリンジポンプ:〜50mL |
10mL〜250mL の |
分注/ 充填方式 |
容積計量式 | 容積計量 | 容積計量 | 容積計量 | ポンプ式 |
コンタミ 回避機構 |
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ピペットチップの |
ピペットヘッド: チップの自動着脱 |
ピペットヘッド: チップの自動着脱 |
― |
サンプル 採取 |
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分注 |
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希釈 |
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多連仕様 |
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特定の試薬を、検査や実験に利用する材料やデバイスの表面に塗布する工程です。試料の微量化や再現性が求め られる現代のバイオテクノロジー分野においてディスペンサーは不可欠な技術といえます。
微量の液体試料を特定の基板(スライドガラスやマイクロプレートなど)に正確に塗布するプロセスです。薬理学的スクリーニングや抗体テスト、DNAマイクロアレイなど様々なシーンで用いられます。
当社では、多種試薬の超微量(nL)スポッティングが可能です。コンタミネーションを防止し、高精度・高速塗布を実現します。再現性が高く、試料を均一に正確な位置へスポットします。
製品 | SPOT MASTER ![]() |
8連 JET SPOTTER![]() |
分注/ 充填量 |
1nL〜120μL | 数 nL〜 |
分注/ 充填方式 |
容積計量式 | ジェット式 |
コンタミ 回避機構 |
ノズル洗浄・乾燥式 |
ノズル洗浄・乾燥式 |
ライン |
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スポッティング |
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多連仕様 |
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充填とは、液体や粉末状の試薬を適切な容器に一定量ずつ分注し、密封する工程を指します。診断薬、医療用試薬、 研究用試薬、またはバイオ製品の製造において頻繁に用いられます。試薬充填は製品の品質を安定させ、正確な 使用を可能にするため、厳密な管理が求められます。
充填とキャッピングは、薬液を容器に封入し、外部環境から保護するために連続して行われるプロセスです。
1台のロボットで「キャップ開栓→薬液充填→キャップ閉栓」までの一連動作を集約します。効率的な生産と製品の均一性が保たれます。
粉末状の材料を適切な容器に充填し、正確な量を計量します。リアルタイムで重量をモニタリングし、重量の過不足によるOK/NGの判定や秤量値のログ管理が可能です。
製品 |
薬液充填&キャッピングシステム(ピペット式)
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POWDER SHOT&秤量システム |
吐出量 | 0.5μL〜20mL | 数μL〜5000μL |
吐出方式 | 容積計量式 | ー |
コンタミ 回避機構 |
ピペットチップの 自動着脱 |
チップの自動着脱 |
キャッピング |
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秤量 |
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ハイスループットスクリーニング(HTS)や大規模実験では、大量の試薬やサンプルを迅速に分注することが必 要です。全自動ディスペンスマシンにより、効率的に作業を進められます。必要最小限の量で作業を行うことで、 コストを削減することが可能です。また、分注ミスによる試験のやり直しも防げます。
吐出量 | 0.5μL~ |
吐出方式 | ※ |
コンタミ 回避機構 |
※ |
秤量 |
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ログ管理 |
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※搭載ヘッドにより異なります。