武蔵エンジニアリングは、東京都(吉祥寺)に本社をおき、
「ディスペンサー」という生産設備機械を、開発・製造・販売するBtoBのメーカーです。
MUSASHIは「人跡未踏の地」を切り拓いてきた、フロンティアカンパニーです。
いまや知られざるキーテクノロジーから、ものづくりの必須技術に進化した液体を精密制御する「ディスペンステクノロジー」。
MUSASHIは創業以来、この「液体を形にする」という深遠にして未知なる技術領域に、「価値の創造」と「独創的シーズの構築」をテーマとして掲げ、常に新天地を切り拓いてまいりました。
その応用分野は宇宙産業から半導体・電子機器、ナノテクや医療・バイオ系まで、社会のあらゆる分野に広がっています。MUSASHIは、世界のものづくりを支える企業です。
身近にある「ディスペンサー」といえば、シャンプーディスペンサー(シャンプーボトル)やキャッシュディスペンサー(ATM)などがあります。一度は使ったことがあるのではないでしょうか。
武蔵エンジニアリングでは、産業用の“液体精密制御装置”としてのディスペンサーを扱っています。物質3態のうち1.5態(液体及び粒子入り)を対象とし、液剤を精密・定量・微量に制御し、定位置・定形状にディスペンスする装置です。そして、あらゆる産業において、接合・導通・絶縁・封止・シーリング・アセンブリなど様々な目的で、液剤を吐出する際に用いられる精密機械です。
当社は、ディスペンサーの専門メーカーとして、あらゆるニーズに対応するオリジナル技術を確立し、多種多様なディスペンサー、塗布専用のロボット、量産用途の全自動FA装置、パーツ&アクセサリなどを組み合わせ、塗布のトータルソリューションを提供しています。
「液体」は地球・自然・私たちの生活、あらゆるところに存在しています。ものづくりにおいても、接着剤、樹脂、潤滑剤、試薬、チョコレート等、数えきれないほど多くの液体材料が製造工程の中で使用されています。
細かな粒子(フィラー)を含有する液体、揮発性のある液体、粘着質で固い液体、湿気を吸収し硬化する液体、温度によって性質が変化する液体など、物理的・化学的特性はさまざま。“生き物”ともいえる物質「液体」を扱う当技術は、未だ解明されざる物理現象が多く存在し、「教科書のない技術」とも言われています。
当社は40年以上にわたりこれら現象と向き合い、経験・実績によるノウハウを蓄積し技術を磨き上げたことにより、ディスペンサー製品の実用化・事業化に成功、今では世界から注目される企業として成長を遂げることができました。
あらゆる分野の技術発展に貢献し、世界の人々に「未来」を提供するため、今もなお液体塗布の可能性を探り、挑戦を続けています。
当社のディスペンス技術、実は私たちの生活の中のあらゆるところに潜んでいます。
実はスマートフォン、テレビ、LED照明、自動車、衣服やお菓子などにも・・・
ものづくりを根底から支えるディスペンス技術は皆さんの暮らしと密接につながっています。決して目立つ存在ではないけれど、なくてはならない技術です。
スマホといえば、今や生活の必需品の1つ。
薄さや軽さ、高機能カメラや高速通信、どんどん便利になるこの小さな1台には、300ヵ所以上の塗布箇所があり、その大部分に当社のディスペンサーが使われています。
自動運転や電気自動車(EV)等、大きな転換期を迎えている自動車業界。
モーターや電池の製造だけでなく、搭載数が増えているカメラやセンサーなどのエレクトロニクス部品においても、
微小かつ信頼性の高い当社のディスペンス技術の更なる活躍が見込まれています。
人々の衣食住にも深くかかわっている当社のディスペンス技術。
エレクトロニクス、自動車から事業領域を拡げる中、特に近年注力するのは、進化とニーズが高騰する医療業界。
コロナ禍からの脱却、または「人生100年時代」と言われる現代において、人々の健やかな生活を守ることも当社の大事な役割です。