よくある質問に関する回答をまとめました。ディスペンサーに関する基本的な情報や製品・サービスに関する疑問の解決にご活用ください。
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ディスペンサーは大きく分けて、空圧や加圧により液体を押し出す方式、スクリューなどの機械的な力で材料を吐出する方式、そしてジェット方式などの非接触技術を活用する方式に分類されます。
これらの方式は、扱う液体材料や塗る対象物(ワーク)、求める塗布条件などによって使い分けられます。また、同じ液体材料でも使用温度帯や吐出量、硬化速度などによって最適な装置が異なる場合もあるため、導入時には総合的な検討が欠かせません。
武蔵エンジニアリングでは次の5つの種類のディスペンサーをお取り扱いしています。以下に各ディスペンサーの特徴をご紹介いたします。
シリンジやバレルと呼ばれるプラスチック容器に、高精度に制御した圧縮エアを加え、容器の下部に装着したノズルから液体材料を吐出する方式です。適用粘度範囲が広くメンテナンスが容易なため汎用性に優れている一方、液体材料の容器内残量(水頭差)や粘度変化が吐出量に影響するデメリットがあります。当社はこうしたデメリットを克服した高性能ディスペンサーを開発し、ラインナップしています。
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![]() タッチパネルへのAgペースト塗布
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![]() カメラモジュールへのUV塗布
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水頭差の自動補正機能のほか、液ダレ防止や液体残量検知など、安定した高精度塗布を実現する多彩な機能を搭載。
タッチパネルによる優れたユーザーインターフェースにより、多くの情報を直感的に把握し、画面タッチでより簡単に設定可能。
省エネでコストパフォーマンスが良く、環境にも優しい設計です。
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非接触式ディスペンサーとも呼ばれます。液体材料をノズル先端から「飛ばして」吐出する方式で、吐出スピードが速く、ノズルとワークのギャップ管理が不要なため生産性に優れ、現在導入事例が増えている方式です。配線や部品の多い基板上でも、ノズルを塗布位置に接近させる必要がないため、部品に傷をつけないよう、細かい位置調整を行う手間を削減できます。下・横・斜め方向から、自由自在に塗布することが出来ます。
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![]() アンダーフィル剤塗布
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超高速、超微量塗布を実現しただけでなく、お客様の声を反映して利便性を向上させたジェットディスペンサーです。
あらゆる規格のシリンジに対応できるよう、接液部は3タイプをご用意しています。そのほかにも、ロッド交換対応など様々な特長があります。
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液体材料の移動量を制御し吐出する方式で、プランジャタイプやモーノタイプなどがあります。吐出量を体積や質量で設定できることが特長です。液剤粘度の変動や残量に左右されにくく、安定した吐出量を保つことができるため、精密な微量塗布が重要な半導体製造や医療分野でも、この容積計量方式のディスペンサーが活用されています。
また、2液材料の塗布(2液混合システム)など、正しい混合比を維持しつつ一定量を吐出する必要がある場面でも活用されています。
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![]() センサー部品のポッティング
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![]() バイアルビンへの試薬分注
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独自のプランジャ方式により優れた耐久性を持ちます。吐出量を体積・重量で設定可能で、その驚きの定量吐出精度はこちらの動画からご確認いただけます。MMP-5-Sのほか、大容量吐出用のMPP-5-Mもご用意しております。
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液体材料をスクリュー形状のロッドを回転させることで押し出し、吐出する方式です。推進力に優れているため、粒子(フィラー)が入った放熱材料や導電性接着剤などの粘度の高い液体材料の塗布に適しています。またスクリューの回転速度を制御することで、狙った吐出量を一定に保ちやすいというメリットがあります。
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クリーム半田やエポキシ樹脂、放熱グリースなど、安定した高速・高精度塗布が難しい液体材料に対応したディスペンサーです。
そのうえシリンジを簡単に交換できる利便性、液体材料を最後まで使い切り、ロスを減らすコストパフォーマンスの良さなど、多彩なメリットを持つ製品です。
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回転体に取り付けられたローターが、チューブを連続的に押しつぶすことによって送液する方式です。①液送に空気圧を使用しない、②液送部に金属がない、③自吸が可能で連続送液が可能なため、空気中の水分と反応して硬化する瞬間接着剤(シアノアクリレート)や嫌気性液剤(空気が遮断された状態で金属と接すると硬化する性質の液剤)、低粘度の液体材料の塗布に利用されています。
低粘度の液体材料でも液だれや気泡発生を低減。チューブのセッティングが簡単にでき、面倒な調整なしで高精度塗布を実現したディスペンサーです。オプションで手作業用リモートスイッチ付吐出ペンをご用意しており、手作業での塗布工程で人気の製品です。
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