ナフサ不足の今こそ見直したい|プランジャ導入で液体材料のムダを徹底削減

この記事について
ナフサ不足による液体材料の価格高騰・供給不安が続くいま、製造現場では「一滴でもムダにしない」ディスペンスが求められています。 本記事では、液体材料のムダを削減し、吐出不良の改善などに貢献するプランジャの基礎知識から選定方法、導入後の運用ポイントを解説します。プランジャとは?
プランジャは、液体材料を充填したシリンジ内にセットし、内壁に密着させて使用する部品です。空気圧によってプランジャが押されることで、材料を安定して吐出させることができます。

プランジャを使用するメリット
プランジャを導入することで、以下のメリットが期待できます。
- 液体材料の無駄を低減
すぐれたかきとり性能により、シリンジ内壁に残る液体材料の量を削減します。 - 吐出品質の向上
液体材料の中抜けを防止し、安定した吐出を行うことができます。
液体材料の無駄を低減
かきとり性
プランジャが内壁の材料をかきとりながら進むため、シリンジ内に残る液体材料の量を削減します。
シリンジとのはめ合い
プランジャには、シリンジ内径とのはめ合い、密着性の強さによって、種類が存在します。 はめ合いがきついプランジャを選ぶほど、液体材料のかきとり性が高くなります。
吐出品質の向上
「中抜け現象」とは
グリースやソルダーペーストなどの高粘度材料を加圧した際に、材料の中心部分だけが先に吐出されてしまう状態を指します。 この現象はプランジャを使用することで防止できるうえ、吐出精度の向上とランニングコストの低減にもつながります。
高粘度液剤をシリンジに入れ、加圧した様子
プランジャなしの場合

流速が高い中心部から液体材料が吐出される
⇒塗布抜け・吐出不良の原因に
プランジャありの場合

プランジャが液体材料を押すことで、吐出を均一化
⇒塗布抜け・吐出不良を防止
プランジャの選定基準
液体材料の粘度が、選定の目安となります。
粘度が低い場合、はめ合いの緩いプランジャでは、かきとりが十分に行えないことがあります。 一方、粘度が高い場合、はめ合いがきついプランジャと併用すると、プランジャが理想的に下降せず、吐出精度が低下することがあります。
高
液体材料の粘度
低
低
液体材料のかきとり性
高
当社プランジャの特徴
当社では様々な用途に対応したプランジャを取り揃えております。
| No. | 型式 | 特徴・主な用途 | 対応サイズ | 製品リンク |
|---|---|---|---|---|
| ① | FLP-○E | 極めて滑らかな動きで高い吐出精度を実現。精密な塗布を最優先する用途に最適。 | 1mL, 3mL, 5/10/20~70mL, 100mL | |
| ② | MLP-R-○E MLP-B-○E |
FLP-○E(精度重視)とMLP-○E(かきとり重視)の中間的な特性を持つバランスタイプ。液剤の使い分けが可能な色違い(赤/青)展開。 | 5/10/20~70mL | |
| ③ | MLP-○E | 高いかきとり性能で材料の残留を抑制。Jet方式やバルブ方式など常時加圧ディスペンサ向け。 | |
※製品名の〇には、サイズ(mL)が入ります。
※材質:PE(ポリエチレン)
よくあるご質問
まとめ
当社では、プランジャをはじめ、シリンジやディスペンサーなど、 液体材料の吐出に関わる機器・部品を幅広く取り扱っております。
プランジャの選定から、ご使用のシリンジやディスペンサーにあったプランジャの提案、 導入後の運用サポートまで、お客様の用途に応じてサポートいたします。
ご不明な点、ご不安な点、機器の組み合わせに関するご相談など、 お気軽にお問い合わせください。
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