液剤塗布に最適なニードルノズルの選び方|武蔵エンジニアリング株式会社

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液剤塗布に最適なニードルノズルの選び方|武蔵エンジニアリング株式会社

武蔵エンジニアリング製ニードルノズルの種類や選び方などの情報をまとめました。
製品選定にぜひご活用ください。

 

ニードルノズル ラインナップ比較表

 

針長、針の外径内径、外形寸法図などの情報は、「パーツアクセサリ&バルブ/タンク カタログ」からご確認いただけます。
  プラスチック
ニードル
2条ネジプラスチックニードル 金属ニードル 薄肉金属ニードル
型式 PN-□□G-A
PN-□□G-B
DPN-□□G-◇
(◇=0,1,2,3)
SNA-□□G-B
SNA-□□G-C
SNA-0.□□N-4L-F
SNA-0.□□N-6L-F
外観 プラスチックニードル画像 2条ネジプラスチックニードル画像 金属ニードル画像 薄肉金属ニードル画像
材質 針基:ポリアセタール
針:ステンレス鋼
針基:ポリプロピレン
針:ステンレス鋼
針基:真鍮(Niメッキ)
針:ステンレス鋼
針基:真鍮(Niメッキ)
針:ステンレス鋼
針長 8mm(-A)
13mm(-B)
6.4mm
12.7mm
25.4mm
31.8mm
の4種類
13mm(-B)
15mm(-C)
4mm
6mm
長さ指定 不可 不可
UV対応 ×
嫌気性対応 × × × ×
用途 標準的なノズル 2条ネジの装着感
豊富な針長
耐薬性
長さ指定可能
壁や部品に干渉しにくい
  2条ネジ
テーパノズル
PTFEノズル SUSガイド付PTFEノズル ソフトニードル
型式 TPND-□□G-U TN-□□G
TN-□□G-U
TN-□□G-○○L-□□G-△△L PPN-□□G
外観 2条ネジテーパノズル画像 PTFEノズル画像 SUSガイド付PTFEノズル画像 ソフトニードル画像
材質 針基:ポリエチレン
針:ポリエチレン
針基:ポリアセタール
針:フッ素樹脂
針基:ポリアセタール
針:フッ素樹脂
※SUSガイド付
針基:ポリプロピレン
針:ポリプロピレン
針長 38.1mm(全長) 8mm ご指定寸法での受注製作 35.9mm
長さ指定 不可 不可
UV対応 〇(-Uのみ) △(特注対応) ×
嫌気性対応
用途 高粘度材料向き 嫌気性材料向き
ワーク傷つき防止
ノズル先端の位置が出しやすい ワークに沿わせて塗布可能
  2条ネジ
精密ソリッドノズル
高精細ノズル シャープニードル カーブニードル
型式 DSHN-M2 FN-0.□□N
FN-0.□□ND
SPN CPN-□□G-A45
CPN-□□G-B45
CPN-□□G-A90
外観 2条ネジ精密ソリッドノズル画像 高精細ノズル画像 シャープニードル画像 カーブニードル画像
材質 針基:ステンレス鋼
針:ステンレス鋼
針基:
N型 真鍮(Niメッキ)

ND型 ステンレス鋼
針:非開示
針基:ポリプロピレン
針:ステンレス鋼
針基:ポリプロピレン
針:ステンレス鋼
針長 18.25mm(全長) N型:23.0mm
ND型:22.2mm
(全長)
ノズル径による 12.7mm(-A)
38.1mm(-B)
長さ指定 不可 不可 不可 不可
(SNAの曲げは可)
UV対応 × × ×
嫌気性対応 × × × ×
用途 フィラー入り材料が詰まりにくい
吐出時間短縮
微細・微小塗布向け 低粘度材料の這い上がりを抑制 アクセスしづらい
箇所に塗布可能
  スリットノズル マルチノズル ハケノズル 多点吐出ニードル
型式 - MN BN-S◇
(◇=1,2,3,4)
DN
外観 スリットノズル画像 マルチノズル画像 ハケノズル画像 多点吐出ニードル画像
材質 針基:ステンレス鋼
針:ステンレス鋼
針基:ステンレス鋼
針:ステンレス鋼
ハケ部:
ポリエステル繊維
針基:真鍮(Niメッキ)
針:ステンレス鋼
針長 ご指定寸法での受注製作 S1,S2:(6.4mm)
S3,S4:(10mm)
20mm
長さ指定 スリットの幅と厚みを指定 ご指定寸法での受注製作 不可
UV対応 ×
嫌気性対応 × × × ×
用途 面塗布
べた塗り用
多点吐出や面形状の塗布に ハケ塗り・筆塗り用途に 多点吐出が可能

パーツアクセサリ&バルブ/タンク カタログ

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ニードルノズルとは

ニードルノズルは製造現場において、品質の高い塗布を実現するためのキーパーツの1つです。精密な液体の吐出や接着、塗装など多岐にわたる用途に対応するため、さまざまな種類と形状があり、製品の特性や用途に応じた正しい選択が製造プロセスの効率と品質を大きく向上させます。

この記事では、武蔵エンジニアリングのニードルノズルの幅広いラインナップと、選定のポイントについて詳しく解説します。

※当社ではノズルニードルではなく、ニードルノズルとしています。

ニードルノズルの選び方

ニードルノズルを選定する際のキーポイントは、4つあります。

  1. 液剤の種類にあった材質のノズルを選択する
  2. 液剤の粘度にあった形状のノズルを選択する
  3. 塗布する対象物(ワーク)の形状に合ったノズルを選択する
  4. 塗布の形状にあったノズルを選択する

 

  • 1 液剤の種類にあった材質のノズルを選択する

ニードルノズルの材質は、大きく金属製か樹脂製に分類されます。例えば液剤が有機溶剤のような樹脂と相性の悪い材料の場合、金属製を選択することが望ましいです。一方で、嫌気性接着剤などの、金属と反応性がある材料を扱う場合には、樹脂製を選択することが必要になります。

金属製 樹脂製

また、液剤との反応性だけでなく、透過性の有無が判断の条件となる場合があります。UV光で反応して硬化する、紫外線硬化型の樹脂を使用する場合、UV光を通さない材質でできたニードルノズルを使う必要があります。

UVを透過する UVを透過しない

 

  • 2 液剤の粘度にあった形状のノズルを選択する

ニードルノズルの形状は、大きくストレート形状とテーパ形状に分類されます。ストレート形状を持つノズルは、一般的にある程度長さのあるパイプ形状をしているため、配管抵抗が高く、高粘度液剤は流動させづらいですが、低粘度液剤が液だれしにくいというメリットがあります。一方、テーパ形状を持つノズルは、液剤吐出時の抵抗が小さく、流動性にすぐれるため、高粘度の材料を短時間で吐出することに適しています。

ストレート形状 テーパ形状
低粘度材料が液だれしにくい 高粘度材料を吐出しやすい

 

  • 3 塗布する対象物(ワーク)の形状に合ったノズルを選択する

ワークの形状によっては、ノズルが塗布したい場所にアクセスできるかが選定のポイントになります。例えばテーパ形状を用いると、太い部分が干渉する場合には、ストレート形状のノズルを使用したり、針先が長い製品を使用したりします。作業性によっては、ワークを傷つけづらい樹脂製のノズルが適した場合もあります。狭いエリアに侵入することができる、曲がったノズルもラインナップがございます。

  • 4 塗布の形状にあったノズルを選択する

多くの接着プロセスにおいては、点や線の塗布形状が用いられますが、特殊なノズルを使用することで、異なる形状の塗布を実現することができます。代表的なものとして、1回の塗布動作で面塗り(ベタ塗り)を行える、スリットノズルがございます。

点塗布・線塗布 面塗布 多点塗布

色々なノズルを試したい方におすすめ!
ノズルキット

これら4つのポイントを抑え、目的に応じた最適なノズルの選定を行ってください。ノズルの種類やサイズを選ぶ際は、基本的なノズルがセットになった、ノズルキットもおすすめです。計9種類のノズルが1つになっています。もちろん、選定や塗布評価で疑問やお困りごとがあれば、ぜひお問合せください。

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