【MUSASHI技術紹介】シンクロスピード®機能(PAT.)とは?
シンクロスピード®機能(PAT.)(以下、SS機能)は、シール剤などの線引き塗布プロセスで従来問題となっていた、描画速度の変動による塗布量の不均一さや、塗布線の太さのバラつきを、自動で解消することができる機能です。
塗布条件の細かい調整を行わずとも、一貫した品質の塗布が実現でき、生産効率の向上も期待できます。
シンクロスピード®機能(PAT.)って何?
SS機能は、ロボットの描画速度の変動に合わせて、ディスペンサーが自動的に吐出条件を最適化する機能です。
描画速度が変動した場合は、速度が上がれば塗布が細くなり、速度が下がれば塗布が太くなります。
しかし、SS機能は自動的にロボットとディスペンサーが連動し、描画速度が変動しても塗布線の太さを一定に保つことができるため、コーナーや始終点部分での塗布乱れを防ぎ、高品質な塗布を実現します。
また、描画速度を速くしても塗布形状が乱れないため、簡単に塗布タクトの短縮が可能になります。
※塗布の自動調整範囲はディスペンサーの基本条件設定によって変わります。
シンプルな塗布プログラム
SS機能無し
・コーナー部や始終点部の塗布条件調整がされていないため、液だまりになってしまう場合がある。
・速度が上がっているのに塗布条件がそのままなので、液剤の供給が追い付かず線が細ってしまう。
・速度が上がっているのに塗布条件がそのままなので、液剤の供給が追い付かず線が細ってしまう。
SS機能有り
・コーナー部や始終点部の描画速度に合わせて吐出速度を自動調整し、塗布が乱れない。
・塗布条件を描画速度に合わせて自動調整することで、塗布した線が細くならない。
・塗布条件を描画速度に合わせて自動調整することで、塗布した線が細くならない。
MUSASHIのどの製品に機能が搭載されている?
下記ロボットシリーズに搭載されています。
ただし、ディスペンサー側にもSS機能が搭載されている必要があり、
次のディスペンサーが対応機種となります。
・JET方式のディスペンサー
・MOHNOMASTER
・SCREWMASTER
・NANOMASTER SMP-Ⅱ / SMP-Ⅲ
ロボットシリーズ